コロナ対策 塩釜など5市町に緊急注意 宮城県、営業自粛要請検討も

 県は16日、新型コロナウイルス感染症対策本部会議を県庁で開いた。感染者が急増する仙台、塩釜、多賀城3市と七ケ浜、利府2町に緊急の注意を求めた。5市町で酒類提供や接待を伴う飲食店、利用客に対する感染予防の徹底が柱。感染拡大に歯止めがかからない場合、村井嘉浩知事は地域限定で事業者に営業自粛要請を検討する考えを示した。
 塩釜、多賀城、七ケ浜、利府の2市2町では8月26日〜9月15日、計55人の感染が確認された。うち27人が酒類提供や接待を伴う飲食店を訪れ、塩釜市で1件、多賀城市で2件のクラスター(感染者集団)が発生。県は15日、2市2町を管轄する塩釜保健所に特別対策チームを設置した。
 厚生労働省クラスター対策班の見解も報告された。(1)塩釜、多賀城両市へのウイルスは8月下旬に持ち込まれた(2)従業員、客ともに仙台市在住者がいる(3)接待を伴う飲食店を同日に複数利用する感染者もいた−とし「感染者発生は当面続くと予想されるが、県の対応は接触者を捉えており、おおむね適切」と判断された。
 会議では今月19日〜11月末のイベント開催基準の緩和も決めた。政府方針に合わせ、これまで一律5000人に設定していた人数上限を撤廃した。
 終了後、村井知事は「さらに感染者が激増すれば、地域を限定して営業自粛を要請することもあり得る。県民には危機意識を持ってほしい」と訴えた。
 感染が急拡大する5市町のうち、佐藤光樹塩釜市長は「厳しい状況だと十分認識している。3密を避けるなどの感染防止策を改めて徹底するよう市民に呼び掛けたい」と話した。


2020年09月17日木曜日


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