百貨店売上高8.6%減 新型コロナ影響、高齢者らの客足戻らず 東北・8月

 東北百貨店協会が24日発表した8月の百貨店(8社14店)の売上高概況は、前年同月比8.6%減の97億5800万円と、11カ月連続でマイナスだった。新型コロナウイルスの影響で、高齢者を中心に客足が鈍ったまま推移している。
 衣料品は12.0%減に落ち込んだ。アパレルブランドの撤退などに伴う生産量調整があった。冠婚葬祭の規模縮小が続き、フォーマル衣料が振るわなかった。
 雑貨は10.2%減。化粧品売り場で施術ができず、伸び悩んでいる。食料品は11.4%減。夏祭り中止や帰省自粛が響き、土産の需要が激減した。
 身の回り品は海外ブランドが好調で5.4%増。寝具や調理家電が動いた家庭用品も4.5%増だった。新型コロナの感染拡大により、旅行の代わりに高額品に購買意欲が移る傾向がみられた。
 地区別では、仙台が14.6%減、仙台以外は2.4%減。8月末に閉店した中合福島店(福島市)は2倍に伸び、うすい百貨店(郡山市)は前年をクリアした。仙台の観光客免税売上高は99.3%減と大幅に下がった。
 協会の担当者は「9月に入っても感染者が相次いでおり、回復は望めない。昨年の消費税増税の駆け込み需要の反動を受け、どの店も厳しい結果になるだろう」と話した。


2020年09月25日金曜日


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