<楽天>緊急登板の菅原、脚に打球も乗り越え白星つかむ

オリックス戦に先発し、5回2失点で2年ぶりの勝利を挙げた東北楽天・菅原

 東北楽天は逆転勝ちで後半戦初戦を白星で飾った。
 腰の張りが出た塩見に代わって先発した菅原は二回に先制されたものの、5回2失点と粘り今季初勝利を挙げた。
 打線は0−2の三回、ウィーラー、堀内の連続適時打で追い付いた。四回には島内の中前適時打で勝ち越した。島内は八回にも2点三塁打を放った。オリックスの先発田嶋は四回途中3失点で今季初黒星を喫した。

◎代役に指名「足震えた」

 2度のアクシデントを乗り越え、東北楽天の3年目菅原が先発として初白星をつかんだ。
 最初のアクシデントは試合前。先発予定の塩見が腰の張りで急きょ登板を回避し、試合開始の1時間ほど前に代役に指名された。平石監督から「思い切って投げてこい」と激励されたが、マウンドに立った瞬間は「プロ初登板よりも緊張して足が震えた」と言う。
 一回は三者凡退に抑え、上々の滑り出しを見せた。しかし、二回に2度目のアクシデントに見舞われる。先制され、なお2死一、三塁で若月の打球をワンバウンドで右膝上に受けてもう1点失った。
 力が入らない右脚を引きずりながらベンチ裏で治療を受ける中、「せっかくのチャンス。この回で降りたくなかった」と続投を懇願した。再び戻ったマウンドでは、五回まで無得点に抑える気迫の投球を見せた。
 威力のある直球と切れのある変化球で即戦力と期待されたが、入団から2年間は中継ぎでわずか1勝と能力を開花できずにいた。同期の高梨、森原らが1軍で活躍する姿に「自分の力不足が悔しくて」と、テレビを見るのをためらった時期もあった。
 2017年5月以来のプロ2勝目を挙げ、「(2年前の)中継ぎでの1勝は3球投げただけだった。5回を投げての今回の勝利はうれしい」と菅原。先発での白星は格別だった。(伊藤卓哉)


2019年07月17日水曜日


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