青山「最高の15年間」 楽天一筋 引退会見

15年間の現役生活を振り返る青山(楽天野球団提供)

 東北楽天の青山浩二投手(37)が23日、仙台市の楽天生命パーク宮城で引退記者会見した。チーム一筋の右腕は「決断に時間はかかったが『15年もやれた』と思えたら、スパッと切り替わった。いろいろな経験をさせてもらい、最高の15年間だった」と感慨を込めた。
 八戸大から2006年に大学生・社会人ドラフト3巡目で入団。1年目から活躍し、通算625試合登板は歴代32位の記録だ。昨季は自己最多の62試合に登板したが、今季は最少の11試合にとどまった。
 シーズン終盤に2軍戦で左太もも裏を肉離れし、引退の2文字が頭をよぎった。「本当にチームの力になれなかった。ここ数年はスライダーも曲がらなくなり、自分の伸びしろを感じなくなっていた」と打ち明けた。
 最も思い出深いのは、13年のリーグ初優勝を決めた西武戦を挙げる。11年の東日本大震災を乗り越えての悲願達成に「復興と言いながら、なかなか勝てなかったので、優勝した瞬間は感動した。復興の力に、とチームが一つになっていた」と懐かしむ。
 15年間のプロ生活を「野球が好きだった、というのが一番の原動力」と振り返り、「震災を経験して、野球ができるだけでも幸せで、どんなにつらいことがあっても、なんともないと思えるようになったのも要因」と語った。
 今後はもう一度、野球を勉強し直し、野球を伝える仕事がしたいという。「人としても野球選手としても一緒に成長できたと思う」と、ファンへ感謝の言葉を述べた。


2020年11月24日火曜日


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