選抜高校野球、史上初の中止 無観客開催を断念

 日本高野連は11日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、大阪市で第92回選抜高校野球大会の臨時運営委員会を開き、兵庫県西宮市の甲子園球場で19日から無観客で開催方針だった選抜大会の中止を決めた。関係者が明らかにした。選抜大会は太平洋戦争の影響で1942〜46年に中断したが、予定されていた大会が中止となるのは初めて。
 夏の全国選手権大会では、18年の第4回大会が米騒動で、41年の第27回大会は戦局が深刻化したために中止となった。
 安倍晋三首相は2月26日にスポーツイベントなどの自粛、規模縮小を要請し、27日には3月2日から全国の小中高などを一斉臨時休校にするよう要請する考えを表明。10日にはイベントの実施自粛を10日程度、延長とすることを求めた。日本高野連は4日の選抜大会運営委員会と臨時理事会で、無観客開催の方針を示し、11日に開催可否の最終判断をするとしていた。
 第92回選抜大会には、東北からは仙台育英と鶴岡東(山形)、困難の克服など戦力以外を加味した「21世紀枠」の磐城(福島)の3校、全国で計32校が出場する予定だった。
 プロ野球が開幕を延期し、サッカーJリーグは公式戦の再開延期を決めた。野球を除く高校スポーツは5日までに全ての全国大会が中止となるなど、スポーツ界では自粛の動きが広がっていた。


2020年03月11日水曜日


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