<全日本大学野球>東北福祉大 初戦突破 2回戦不戦勝で8強入り

広島大−東北福祉大 3回東北福祉大無死満塁、清水聖が右中間に3点三塁打を放つ
東日本国際大−神奈川大 1回東日本国際大無死一、三塁、片岡が中前に先制打を放ち、ガッツポーズを見せる

 全日本大学野球選手権第2日は12日、神宮球場などで1、2回戦が行われた。1回戦に東北勢3チームが登場し、東北福祉大(仙台六大学)は広島大(広島六大学)を8−3、東日本国際大(南東北)は神奈川大(神奈川)を1−0で下した。東日本国際大は4年ぶりの初戦突破。富士大(北東北)は中京大(愛知)に2−4で競り負けた。
 東北福祉大の2回戦は東海大北海道(札幌)の部員不祥事による出場辞退で不戦勝となったため、2年ぶりに準々決勝へ進んだ。

◎15安打8得点大勝

 ▽1回戦(東京ドーム)
広島大(広島六大学)
   000201000=3
   01400300×=8
東北福祉大(仙台六大学)
(勝)山野
(敗)中田
(本)国政(山野)

 【評】東北福祉大が打ち勝った。1−0の三回、清水聖の3点三塁打と古川の適時打で4点を追加。5−3の六回には深江の適時打などで3点を挙げて突き放した。先発山野は5回2失点と試合をつくり、六回以降は4投手がリードを守った。

<大塚監督「打線は合格点」>
 東北福祉大の大塚監督は、広島大を35年ぶりの出場に導いた主戦中田から「4、5点は取れない」と予想していたが、終わってみれば、15安打8得点。「意外な展開。(相手が好投手だけに狙い球を)絞りやすかった。打線は合格点」とうなずいた。
 けん引役は3安打4打点の清水聖。1−0の三回無死満塁、走者一掃となる右中間への三塁打を放ち、完全に主導権を握った。ヒーローは「うまく反応して打てた。チームにある程度、貢献できた」と納得顔だ。
 2回戦が不戦勝となり、2年ぶりの準々決勝進出が決まった。「とにかく目の前の敵を倒すだけ」と清水聖。古豪復活に向け、順調な滑り出しを見せた。

◎1回に片岡先制打

 ▽1回戦(神宮)
神奈川大(神奈川)
   000000000=0
   10000000×=1
東日本国際大(南東北)
(勝)船迫
(敗)重田

 【評】東日本国際大が投手戦を制した。一回無死一、三塁、片岡の中前打で1点を挙げ、これを守り切った。先発船迫は六回途中5安打無失点と粘投。この回1死二、三塁で登板した2番手粟津がピンチをしのぐ好投を見せた。

<2人の4年生右腕が踏ん張る>
 1−0の六回1死二、三塁で登板した東日本国際大の2番手粟津は相手のスクイズを見破って勝利を呼び込んだ。初球、投球動作に入った瞬間、三走がスタートを切るのが見え、とっさにウエストして挟殺した。「警戒はしていた。シンカー(の握り)だったがうまく外せた」と、ほっとした様子で振り返った。
 仁藤監督が「ロースコアでないと勝ち目はない」と予想した通りの投手戦。10残塁と打線が再三の好機をつぶしたが、2人の4年生右腕が踏ん張った。先発した船迫は「緊張で体が思い通りに動かなかったが、粟津の存在が心強かった。次も2人で投げ抜きたい」と気合を入れ直した。

 神奈川大・夏井脩吉主将(宮城・東北高出)「選手全員が地に足が着いておらず、何が何だか分からないまま試合が終わってしまった。序盤に失点するのはリーグ戦の時からの課題。力不足だった」

◎富士大終盤に失点

 ▽1回戦(神宮)
中京大(愛知)
   020000101=4
   000101000=2
富士大(北東北)
(勝)真田
(敗)佐々木
(本)池田(村上)楠(大内)

 【評】富士大は終盤に力尽きた。2−2の七回、2番手佐々木が井戸田に適時打を浴びて勝ち越されると、九回にも1点を失った。打線は四回に楠がソロ本塁打を放ち、六回に佐藤龍の適時二塁打で一時追い付いたが、中京大の3投手の継投にかわされた。


2018年06月13日水曜日


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