<東京五輪>弓引き心も引かれ合う パラオのアーチェリー選手団 宮城蔵王で合宿 生徒と交流学校も訪問

パラオの選手から教わりながらアーチェリーを体験する蔵王高の生徒たち
英語で学校や行事を紹介する平沢小の児童たち

 2020年東京五輪初出場を目指すパラオのアーチェリー選手団が宮城県蔵王町の蔵王球場で、26日までの日程で事前合宿を行っている。技術向上に励みながら、太平洋戦争後にパラオからの引き揚げ者が開拓した北原尾地区の住民から激励を受けたり、地元の学校を訪ねたりして交流を深めている。

 事前合宿は昨年6月に続き2回目。ブランドン・ギラム選手(37)、エドワード・ケニック選手(39)、クリストファー・オグロン選手(28)の3人に、今回はコーチとしてツゥッティ・エルブエル・チルトンさん(50)が帯同した。仙台市のアーチェリー指導者前川雅俊さんが指導する。
 公開練習会が20日にあり、村上英人町長や事前合宿で連携する茨城県常陸大宮市の三次真一郎市長が選手団を激励。北原尾地区の住民5人も訪れ、パラオ生まれの工藤静雄さん(77)は「北のパラオから応援している。ぜひメダルを取ってほしい」と呼び掛けた。
 祖父が日本人というチルトンさんは「昨年から選手はだいぶ成長した。温かい支援に応えられるよう最善を尽くしたい」と話した。アーチェリー教室もあり、蔵王高1年生26人と交流した。
 選手団は11日に町内入り。21日は平沢小(児童64人)を訪問。3、4年の児童12人が自分や学校、行事を英語で紹介し、アーチェリーを体験した。24日は円田中でも行われる予定。
 選手団は28日に帰国し、7月にサモアでのオセアニア地区予選に臨むという。


2019年06月23日日曜日


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