東北の有力選手、次のステージへ

日大に進学する奈良岡
積水化学へ入社する木村
ワコールへ入社する清水(左)

 今春卒業する東北の高校、大学の選手の次のステージが決まった。それぞれプロや実業団、大学で新たな競技生活のスタートを切る。主な選手の進路を紹介する。

◎青森・浪岡高の奈良岡は日大

 バドミントンの奈良岡功大(青森・浪岡高)は、トレーニング環境の充実した日大に進む。「世界で勝つための体作りができるところに魅力を感じた」。スポーツ科学部のアスリートコースで、競技力向上に関する実践理論を追求する。
 全国中学大会3連覇などの偉業を成し遂げた逸材も、インターハイではなかなか勝てなかった。1、2年時は脚を痛めて栄冠を逃し、体力を付けて臨んだ最後の夏にようやくシングルス優勝を成し遂げた。「体を強くして勝てた昨夏のインターハイが一番心に残っている」と話す。
 世界ランキングは現在43位。30位台に上げることを今年の目標に掲げ、「国際大会でポイントをしっかり積み上げる。簡単に負けないことが大切」と力強い。最終目標の五輪での金メダル獲得を目指し、一歩一歩着実に前進していく。

◎仙台育英高の木村は積水化学、清水はワコール

 昨年12月の全国高校駅伝で男女同時優勝した仙台育英のうち、地元仙台市出身の木村梨七は積水化学、清水萌はワコールへ進む。
 木村は昨年3月、アジアユース選手権3000メートルで優勝。同8月のインターハイ(全国高校総体)3000メートルも日本人トップの4位に入った。都大路では5区を走った2017年と昨年の両大会で優勝のゴールテープを切った。
 積水化学には、宮城県代表として都道府県駅伝を一緒に走った佐藤早也伽(宮城・常盤木学園高−東洋大出)がいる。木村は佐藤の印象を「黙々と練習し、オンオフの切り替えも出来ている方」と語り、1年目の目標には「5000メートル15分40」を挙げた。
 清水は2年連続で都大路を走り、昨年大会は3区区間賞で優勝に大きく貢献した。「本気で陸上をやめようと思ったことが多々あったが、(女子監督の)釜石先生についていくという気持ちで頑張った。後輩には一日一日を大切に高校生活、陸上競技人生を楽しんでもらいたい」
 日本女子陸上界を代表する福士加代子(青森・五所川原工高出)もワコール所属。清水は「福士さんの笑顔で周りを明るくさせるところに憧れる。将来はマラソンで感動を与えられる選手になりたい」と語った。

 【野 球】
佐々木朗希(岩手・大船渡高、U18W杯日本代表)→ロッテ
堀田 賢慎(青森山田高)→巨人
武岡 龍世(青森・八戸学院光星高、全国高校選手権8強など)→ヤクルト
大栄 陽斗(仙台育英高、全国高校選手権8強)→中大
津森 宥紀(東北福祉大)→ソフトバンク
片岡 奨人(東日本国際大)→日本ハム
蝦名 達夫(青森大)→DeNA
 【サッカー】
武田 英寿(青森山田高、18年度全国高校選手権優勝など)→J1浦和
古宿 理久(青森山田高、19年度全国高校選手権2位)→J1横浜FC
染野 唯月(福島・尚志高、18年度全国高校選手権3位)→J1鹿島
小畑 裕馬(宮城・明成高、ベガルタ仙台ユース)→J1仙台
松尾 佑介(仙台大)→J1横浜FC
船木 里奈(同)→なでしこリーグマイナビ仙台
西野 朱音(宮城・常盤木学園高、18年インターハイ優勝など)→なでしこリーグマイナビ仙台
沖野るせり(同)→なでしこリーグ2部ニッパツ横浜FC
 【バドミントン】
奈良岡功大(青森・浪岡高、18年世界ジュニア選手権2位)→日大
 【バレーボール】
上沢 沙織(宮城・古川学園高、全日本高校選手権女子2位)→Vリーグ1部日立リヴァーレ
奥村  澪(同)→桜美林大
 【陸 上】
喜早 駿介(仙台育英高、全国高校男子駅伝優勝)→東海大
吉居 大和(同)→中大
三浦 由奈(宮城・柴田高、日本選手権女子100メートル5位)→筑波大
木村 梨七(仙台育英高、全国高校女子駅伝優勝)→積水化学
清水  萌(仙台育英高、全国高校女子駅伝優勝)→ワコール
菊池 聖奈(青森・田名部高、U18女子円盤投げ優勝)→日大
 【自転車】
辺見 竜馬(福島・学法石川高、インターハイ男子ポイントレース2位など)→日大
辺見 光輝(福島・学法石川高、インターハイケイリン優勝)→日本競輪選手養成所
木村 佑来(仙台商高、国体少年男子スプリント3位)→日本競輪選手養成所
三神 遼矢(福島・平工高、国体少年男子1000メートルタイムトライアル2位)→日大
 【重量挙げ】
藤沼 優人(宮城・柴田高、インターハイ男子61キロ級トータル3位など)→仙台大
太田 頼暉(宮城・柴田高、全国高校選抜大会男子73キロ級トータル3位)→大阪商大
君島 一成(福島・田村高、国体少年男子55キロジャーク2位など)→日大
内藤 武蔵(福島・田村高、全国高校選抜大会男子73キロ級トータル2位など)→日大
薄木 優那(宮城・柴田高、全日本女子選抜選手権高校の部76キロ級トータル優勝など)→東京国際大
 【フェンシング】
土佐 千乃(秋田・聖霊女短大付高、18年インターハイ女子フルーレ優勝)→日女体大
 【ボクシング】
岩渕 大輔(青森北高・国体ライトフライ級2位)→東京農大
 【空 手】
八島 愛斗(学法福島高、19年全国高校選抜大会男子組手個人61キロ級2位)→駒大
 【柔 道】
菅原 幸大(宮城・柴田高、インターハイ男子個人81キロ級3位など)→日体大
 【カヌー】
小野 隼人(山形・谷地高、17、18年インターハイ男子スプリント・カヤックペア500メートル優勝など)→立命大
設楽 勝太(同)→立命大
小久保海杜(福島・安達高、インターハイ男子スプリント・カヤックペア500メートル3位)→日体大
 【セーリング】
及川 慧悟(宮城・塩釜高、インターハイ男子レーザーラジアル級2位)→明海大
 【スケート】
桜井俊太朗(山形中央高、国体スピード少年男子1500メートル優勝など)→日体大
森野 太陽(山形中央高、国体スピード少年男子1万メートル2位など)→日体大
関口 佳弘(山形中央高、インターハイ男子団体追い抜き2位)→高崎健康福祉大
小坂  凛(山形中央高、18、19年インターハイ女子1500メートル優勝など)→競技継続
福田 琴音(山形中央高、インターハイスピード女子団体追い抜き優勝など)→大東大
本田 真凜(青森山田高、16年世界ジュニアフィギュアスケート選手権優勝)→明大
 【スキー】
木村 幸大(秋田・花輪高、インターハイ男子ノルディック複合優勝)→中大
高木 柊吾(日大山形高、インターハイアルペン男子大回転3位)→明大
田口  慧(秋田・角館高、インターハイアルペン男子回転3位)→慶大
小林 龍尚(岩手・盛岡中央高、インターハイジャンプ男子4位)→土屋ホーム
石塚  結(秋田・角館高、国体少年女子大回転優勝など)→早大


2020年02月26日水曜日


先頭に戻る