<ベガルタ>ピッチサイド 「8人」∞(無限大)の可能性

 8人。J1仙台が選手登録している高校生の数だ。ユースチームに所属しながらトップチームの一員としてJリーグの公式戦に出場できる2種登録。仙台でこれだけ多いのは珍しい。
 16日はトップの練習に全員で参加。渡辺監督は各選手を名前で呼び、好プレーを「ナイス」とたたえ、シュートを外して天を仰ぐ姿には「その暇があったら早く(定位置に)戻ってこい」と厳しい声を飛ばした。
 トップはけが人が続出。選手層が薄い事情もあるが、丹治祥庸強化育成本部長は将来を見据えた判断と言う。「クラブの成長に向けた取り組み。試合出場の好機がモチベーションになり、他の下部組織の選手も『次は自分も』と思うはず」
 今回の試みを、下部組織を長く取材するフリーライター小林健志さんは高く評価。「トップとユースが一貫したコンセプトでサッカーができる。近年のユースは力を付け、トップでもそれなりにできる選手もいる」と期待を寄せる。
 週2日のペースで試合が続く過密日程のさなか。渡辺監督は「良ければ使う。トップの選手として覚悟を持ってやってほしい」と求める。「8」を傾けると「∞(無限大)」。全力を傾け、好機をつかめ。(原口靖志)


2018年04月17日火曜日


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