<ベガルタ>シュミット、アジア杯での貢献誓う 休み返上し自主練習「持ち味を出す」

自主練習でハイボールをキャッチするシュミット。オフ返上で調整に努めている

 J1仙台の日本代表GKシュミットが、来年1月にアラブ首長国連邦(UAE)で開幕するアジア・カップに臨む。26日に始まる代表合宿を控え、チームはオフでも休みを返上して自主練習中。タイトルが懸かった初の国際大会に向けて準備に余念がない。
 自主練習は16日にスタート。18日は仙台市泉サッカー場で石野GKコーチが蹴り上げるボールを高い位置で次々に手ではじいたり、捕球したりする動きを確認した。197センチの体をいっぱいに伸ばすパンチングは迫力十分。「シーズン中の海外組に負けないよう、コンディションを整える」。冷静な語り口に、秘めた闘志が垣間見えた。
 日本代表に定着しつつある。森保監督が就任した9月から続けて選出され、11月のベネズエラとの国際親善試合で初出場。高さに加え、もう一つの強みである足元の技術を生かし、ゴール前から正確なパスを出して攻撃を支えた。石野GKコーチは「ベネズエラ戦で物おじせず、つなぐ意識が高かったのも、仙台での積み重ねの結果かもしれない」と成長を認める。
 代表の一員としての責任感も芽生えた。始動を前にした13日に母校の仙台市八幡小を訪れて児童らと交流。「代表に入ってから『より頑張りたい』と思うようになった。自分が試合に出ることで喜んでくれると思う」と決意を新たにした。
 日本代表は1次リーグでトルクメニスタン(1月9日)、オマーン(13日)、ウズベキスタン(17日)と対戦。第3GKである現在の立場からの脱却と、2大会ぶりのアジア王座奪還へ「自分の持ち味を出す」と貢献を誓う。石野GKコーチも「心の底では『少しでも試合に絡もう』という思いがあるのではないか」と期待を込めて送り出す。(佐藤夏樹)


2018年12月20日木曜日


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