<ベガルタ>村林いづみのアディショナルたいむ/新加入の長沢、4得点 長身生かし2桁期待

G大阪戦の終了直前に決勝ゴールを決め、椎橋(右)らと抱き合って喜ぶ長沢(中央)=4月28日、ユアスタ
<むらばやし・いづみ>仙台市在住のフリーアナウンサー。宮城教育大卒。2007年からJ1仙台の試合中継リポーターを務める。チームマスコットのベガッ太との掛け合いがサポーターに人気。勝利後のヒーローインタビューと祝杯のビールを楽しみに生きる1児の母。青森市出身。

 J1仙台の試合中継リポーターにとって試合後の最大の楽しみがヒーローインタビュー。勝利の余韻が残るピッチで、活躍した選手の声を届けられるのは何よりの喜びです。今季のユアスタ仙台で最も多くマイクを向けさせてもらっているのが、新加入のFW長沢駿選手です。
 YBCルヴァン・カップ(ルヴァン杯)では3試合連続ゴールで1次リーグ突破に大きく貢献。リーグ戦でも4月28日のG大阪戦で試合終了直前に劇的な決勝ゴールを決め、既に3度もヒーローインタビューに答えてもらいました。
 192センチの長沢選手の口元にマイクを向けるのはひと苦労。腕をいっぱいに伸ばして声を拾おうとしますが、なかなか届きません。そんな様子に、長沢選手は少しだけ腰をかがめてマイクに近づいてくれます。
 リーグ戦初ゴールを挙げたG大阪は昨季途中まで所属した古巣。「ガンバ相手に複雑なところもありますけど…」と控えめに喜びを表現しました。勝利を喜ぶスタンドのサポーターの表情をピッチから見上げ、自らも笑顔に。相手の心に届く、まっすぐな言葉が印象的です。
 あるときはチームを勢いに乗せる先制点、あるときは勝利を決定づける追加点を決める長沢選手。「FWはゴールを決めて仲間の信頼を得られる。一日も早くチームとサポーターに認められたい」と結果で居場所をつかもうとしています。
 彼が今季決めた4ゴールのうち3点は右足から。得意の頭でゴールを奪ったと思われたルヴァン杯の鳥栖戦の得点も「実は右肩だったんです」と素直に告白。「まだ自分の武器は出せていない。逆にいつも通りではない形で点が取れている」と前向きに捉えます。
 リーグ戦ではアウェーで昨季から6連敗中と苦戦を強いられていますが、ホームでは既に2勝。12日には広島を迎えます。今後、長沢選手の得意のヘディングシュートがさく裂してチームの復調を支えられれば、2017年以来の2桁得点も夢ではありません。
 さらに多くの喜びの声を皆さんにお届けできる瞬間を、今から待ち望んでいます。
(フリーアナウンサー)


2019年05月08日水曜日


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