<ベガルタ>ピッチサイド/ヤクブスウォビィクに常に寄り添う相棒

練習で首脳陣の指示をヤクブスウォビィク(左)に英語で通訳する武腰さん

 7月に加入し、仙台の新たな守護神を担うポーランド人GKのヤクブスウォビィク。練習で傍らに若者が常に寄り添う。一緒に加わった通訳の武腰飛鳥さん(24)。「サッカーに関わる仕事をしたいと思っていた」と充実した日々を送る。
 東京都出身で小学3年から高校卒業までオーストラリアで暮らし、サッカーに打ち込んだ。国士舘大を卒業後はラトビアの2部チームでDFとして1年間プレーした。引退後は一般企業に就職したが、サッカーへの情熱は消えなかった。「自分の強みである英語を生かしたい」。知人を介し、仙台で念願をかなえた。
 帰国子女として培った語学力に加え、選手経験も生かす。ラトビアでは通訳がおらず、なかなか言葉が通じなかった。同じ苦しみを味わわせないために「最大のパフォーマンスを出せるよう、ピッチの内外で支えたい」と労を惜しまない。
 初めて海外でプレーするヤクブスウォビィクも思いに応えようとしている。日本語を覚えようと、自室の壁に日本語の単語を書いた紙をびっしり張っていたのを見た。「僕も見習わないといけない」。相棒の誠実な姿勢を刺激に、新たな立場で大好きなサッカーと向き合う。(原口靖志)


2019年08月21日水曜日


先頭に戻る