<マイナビ仙台>小野、地元開幕に気合 松島で19、26日2連戦

地元での開幕戦に向け練習に励む小野(手前)=仙台市泉区のマイナビベガルタ仙台泉パークタウンサッカー場

 サッカー女子、なでしこリーグのマイナビベガルタ仙台レディース(仙台)が19、26日、松島町の松島フットボールセンターで開幕2連戦を行う。同町での公式戦は2012年のチャレンジリーグ(現なでしこ2部)以来で、翌年の1部昇格後は初。同町出身のMF小野瞳(31)は古里での開幕を「言葉にできないほどうれしい」と心待ちにする。

 松島はサッカー人生の礎を築いた地。幼稚園の頃から男子に交じってボールを蹴っていた。松島一小2年で本格的に競技を始め、所属したスポーツ少年団では男子を押しのけ5年生でレギュラーをつかんだ。
 その後、名門の聖和学園高と早大で年代別日本代表に選出された。11年に加入した東京電力マリーゼが福島第1原発事故で休止となり、翌年から選手を受け入れた仙台で戦い続ける。
 地元での8年ぶりの一戦に特別な思いで臨む。今季開幕は新型コロナウイルスの感染拡大で約4カ月延期。チームも4月から約2カ月間活動を停止した。
 「当たり前のようにサッカーをすることができない日がまた来るとは」。苦悩の中でも、前回の経験から希望は失わなかった。仲間と連絡を取り合いながらモチベーションを保った。6月に全体練習が再開。地元開幕を目前に「この1カ月は練習量も質もぐんと上がった」と気合が入る。
 開幕戦は新潟、26日の第2節は日テレと対戦し、ともに午後5時開始予定。感染予防のため無観客開催で、動画投稿サイト「ユーチューブ」で中継される。「家族も観戦できず歯がゆいけど、地元松島から盛り上げていきたい」。2度の苦難を乗り越え、たくましくなった姿を画面を通じて披露する。
(今愛理香)


2020年07月15日水曜日


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