ベガルタ仙台レディース、マイナビに経営権譲渡

8月30日にあった日テレ戦後、スタンドに向かってあいさつするマイナビベガルタ仙台レディースの選手=東京都北区の味の素フィールド西が丘

 サッカー女子、なでしこリーグのマイナビベガルタ仙台レディースを運営するベガルタ仙台(仙台市)は1日、就職情報会社のマイナビ(東京)に経営権を譲渡する基本合意書を締結したと発表した。拠点はこれまで通り仙台市に置く方針。「マイナビ仙台レディース」にチーム名を変え、来年9月にスタートする女子プロリーグ「WEリーグ」への参入を目指す。
 男子のJ1仙台も運営するベガルタは、新型コロナウイルスの影響で大きく悪化した経営状況を改善するため、採算が見込めない女子部門を切り離すのが狙い。
 ベガルタは、マイナビベガルタ仙台レディースを運営するベガルタスポーツクラブの発行済み株式を、2017年からタイトルパートナー契約を結んでいるマイナビに21年2月1日に譲渡する予定。割合や譲渡額は今後協議する。
 チームは年間約3200万円の赤字。ベガルタは新型コロナによる大幅な減収により20年度決算で8億円程度の赤字を見込み、株式の譲渡益や運営費の削減で赤字額の抑制を図る。譲渡後はJ1仙台の運営に集中する。
 ベガルタの菊池秀逸社長は1日、オンラインで記者会見し、「クラブ経営が厳しい中でも(レディースの)プロ化の歩みを止められない」と話した。マイナビの中川信行社長はベガルタを通じて「地域の活性化に寄与するという基本的な考えを引き継ぎ、愛されるチームを目指す」とのコメントを出した。
 チームは、東京電力福島第1原発事故の影響で休部した東電マリーゼを引き継ぐ形で2012年に発足、翌年に下部リーグから昇格した。過去最高位は15年の2位。近年は下位に低迷し、今季は7節を終えて1勝2分け4敗で10チーム中7位。


2020年09月02日水曜日


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