ベガルタ仙台の菊池社長退任へ 後任に石田氏有力視

菊池秀逸氏

 サッカーJ1仙台などを運営するベガルタ仙台(仙台市)の菊池秀逸社長(68)が、退任する見通しとなったことが25日、分かった。後任には株主のアイリスオーヤマの石田敬取締役(56)が有力視されており、27日の取締役会で正式決定する見込み。新たな経営体制の下、約3億円の債務超過解消に向け、スポンサー確保などを図る。
 関係者によると、前体制から続く赤字体質からの脱却を果たせず、主要株主から社長交代を求める声が上がっていた。
 今期は新型コロナウイルスの影響で入場料収入やスポンサー収入が激減。最終赤字は約6億6000万円で、約3億円の債務超過に陥る見込み。7月以降、株主らを中心とした経営検討委員会の助言を受けて経営改善策を模索した。だが、具体策は、女子サッカーのマイナビベガルタ仙台レディースの経営権譲渡と、サポーターへの寄付呼び掛けにとどまっていた。
 10月には所属選手の不祥事が発覚し、交際女性への暴力行為で契約を解除した。しかし、クラブ側は8月に被害の連絡を受けており、事件を把握しながら事後対応を選手本人に任せるなど後手に回った対応が批判された。
 菊池氏は宮城テレビで常務などを歴任。2018年1月に営業本部長に就任し、専務取締役を経て19年5月から現職。


2020年11月26日木曜日


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