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<プラシーズ>働き方柔軟に生産性向上 釜石工場、子育てママ10人雇用

 化粧品容器製造プラシーズ(東京)の釜石工場は、2016年11月に「プチ勤務」を取り入れた。今は子育て中の女性10人が製造ラインなどで働く。阿部山政彦工場長は「正社員の仕事を一部引き受けてもらうことで生産効率も向上した」と話す。
 小笠原紘子さん(40)は週5日、午前9時〜午後1時の勤務で、係長級社員が担っていたパソコン作業を受け持つ。長女(4)が幼稚園にいる時間だけの勤務だ。「昼休憩なしで働けるなど柔軟に勤務時間の設定をしてもらえる」と語る。
 「前の職場を辞めてから10年以上たち、フルタイムで働くのには不安があった」と言う山〓麻衣さん(42)。「急に子どもの体調が悪くなって休む場合もカバー体制が整っていて安心」と話す。
 プチ勤務の導入当初は女性社員の一部に反発があり、理解を得るのに苦労した。阿部山さんは貴重な戦力であることを粘り強く説明。プチ勤務の女性の相談に乗って不安を取り除くことを心掛けた。
 フルタイムの求人に応募が集まらない中、プチ勤務は将来の正社員化も念頭に置く。子育て世代の勤務が午前に集中しているため、今後はシニア層の活用を検討するという。
 阿部山さんは「大企業と違って工場のオートメーション化が難しい。プチ勤務などの工夫で少子高齢化に対応しなければ立ちゆかなくなる」と強調する。

[注]〓は「崎」の旧字(たつさき)


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2018年02月08日木曜日


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