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三陸ホヤ冬は鍋で 宮城大と水産加工2社が具材セット開発 蒸し団子など4点、消費拡大目指す

ホヤの身や団子が入った鍋
セットに入るホヤの商品を掲げる学生と及川専務(前列右から2人目)

 宮城大(大和町)と南三陸町の水産加工業者2社は、夏が旬のホヤを冬でも楽しめる「ホヤ鍋具材4点セット」を共同開発し、販売している。東京電力福島第1原発事故に伴う韓国の禁輸措置で三陸ホヤが廃棄されている問題をきっかけに企画。ホヤの新しい食べ方を提案し、国内の消費拡大を図る。

 セットには南三陸町のかまぼこ製造販売「及善商店」のホヤの身を練り込んだ蒸し団子、揚げ団子のほか、町内の水産加工販売「山内鮮魚店」で売り上げトップの急速冷凍生ホヤ、蒸しホヤが入る。具材を煮るとホヤのだしが出てうま味が増すという。
 宮城大事業構想学部の藤原正樹研究室の学生がホヤの苦手な人でも食べられる商品を作ろうと2社に提案。昨年8月に試食会を開き、独特の苦みが和らいで食べやすかった団子の商品化を決めた。冬の食卓で定番の鍋を想定し、今年1月10日に発売した。
 山内鮮魚店の山内淳平取締役(35)は「学生らしい新しい切り口や発想を受け、面白い商品ができた」と満足げ。及善商店の及川善弥専務(37)は「会社同士が組んで商品を売り出すのは新しい。商品を無添加にするなど磨き上げたい」と話す。
 同大3年の佐々木崇宏さん(21)は「企業の皆さんの開発や販売に至るスピードに驚いた。SNS(会員制交流サイト)で発信するなど販路拡大にも取り組みたい」と語る。
 セットは山内鮮魚店のオンラインストアで販売中。2500円(送料別)で、連絡先は0226(46)4976。ホヤ鍋は要予約で、南三陸町の飲食店「すがわら」、「はしもと」でも提供している。


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2018年02月15日木曜日


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