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<平昌五輪>羽生選手SP前日練習「集中、リラックスできている」

公式練習で調整する羽生。左は米国のチェン

 周囲が抱く右足首故障の不安を拭い去るように跳び、笑った。羽生が平昌入り後初めてのループを含む3種類の4回転ジャンプを次々と成功させた。「集中できているし、リラックスできている」。同じ最終組のライバルたちに好調さを見せつけた。
 午後1時50分。練習用リンクに勢いよく飛び出した。軽めのウオーミングアップの後、4回転ジャンプへ。まずはトーループ。流れるような着氷に「うんうん」とうなずく。サルコー、ループも軽やか。いずれも高い加点をもらえる出来だ。
 フリーの曲かけ練習が始まる。冒頭で4回転ループに挑んだ。回転が抜けて1回転に。ここはサルコーに難度を落とすことも考えられる。練習後、本番でループを入れる可能性はあるかと聞かれた羽生は「はい」と答えた。ショートプログラム(SP)後の順位も踏まえ、ぎりぎりまで考えるとみられる。
 ライバルの動向も気になるところだ。最も警戒が必要なネーサン・チェン(米国)は団体戦で失敗した。この日も武器のジャンプが不調で、表情がこわばっていた。
 羽生にとっては、サルコー、トーループの2種類の構成で優勝できるという見方もできるかもしれない。SPの滑走順は最終組の1番手。「大好きな1番滑走を楽しみたい」。日中の練習で計10本中8本の4回転ジャンプを降りた。調子は上がっている。(平昌=佐藤夏樹)

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 【平昌共同】フィギュアスケートは16日に男子ショートプログラム(SP)、17日にフリーが行われ、右足首故障からの復帰戦で連覇が懸かる羽生結弦(ANA、宮城・東北高出)、昨季世界選手権2位の宇野昌磨(トヨタ自動車)に注目が集まる。


2018年02月16日金曜日


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