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<にゃんとワンポイント・実践編>必要性考え 少しずつ

脂肪が目立ちはじめたパグ。健康な生活を送る上でも減量が必要だ

◎減量

 今回のお話は減量について。あー読みたくない、なんて思わないでください。ペットに優しい減量の話です。
 太っている子でも、必ず減量しなければいけない! なんてことはありません。必要があるのは、太っていることで健康が害されている子、もしくは近いうちに不健康になることが予想される子です。
 肥満の犬で常にグーグー、ブーブーといびきのような呼吸をしている子は要注意。脂肪で気道が圧迫されているかもしれません。気道が狭い子は、夏の高温や高熱、興奮、運動などの条件が重なると呼吸困難に陥り、死ぬこともあります。
 また、元々骨格がきゃしゃで筋肉量が少ない子が太ってしまうと、関節を痛めます。痛いから動かず、ますます不健康になります。呼吸や関節、内科疾患などの問題がある子は、体重を減らすことで、健康に暮らすことができるのです。
 現在食べているものの種類と量の把握から始めます。家族が別々にフードやおやつを与えていることもあります。猫では置き餌にしている家庭も多いでしょう。誰がどれくらい与え、どれくらい減っているかをチェックします。
 食べているもののうち、フードなど栄養バランスが取れているものは維持し、それ以外のものを減らします。フードしか与えていない場合は、その量を削ります。ペットに気付かれない程度の変化にとどめることが大事です。
 急に量や回数が減ると、今までしなかったいたずらをするようになることがあるからです。栄養が不足すると筋肉量が減るのでゆっくり行います。猫や小型犬であればドライフード数粒でも効果があります。
 人と同様、それぞれの個体に合ったスタイルがあります。無理に減量にこだわらず、健康に生活できるやり方を考えましょう。
 筋肉量や運動量で変わる基礎代謝は、犬猫では2歳以降年々下がる傾向にありますから、1歳時の食生活を続ければ太ります。フードのパッケージに記載されている給餌量はあくまで目安。始めは表示通りに与え、体形に変化があれば量を加減しましょう。(獣医師)


2018年02月16日金曜日


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