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有機の力で男鹿活性化 「オガニック農業推進協」設立

協議会設立を祝い、会員と握手する菅原広二市長(中央)

 有機農業を地域のにぎわい創出に生かそうと、秋田県男鹿市の住民や農家らが「オガニック農業推進協議会」を設立した。販路開拓や技術提供などの支援を通じて、新規参入者や転作農家を支える環境づくりに力を入れ、交流人口の増加や移住者の受け入れを目指す。
 オガニックは、オーガニック(有機栽培)と「男鹿に行く」を掛けた造語。広大な自然環境で農薬を使わずに育てた米や野菜、果物の魅力をPRして地域活性化につなげる狙いがある。
 市や秋田みなみ農協(男鹿市)の職員、秋田県立大教授、有機農家ら約25人で構成。市内で有機栽培品を扱う喫茶店や総菜屋、洋服店を経営する若手の会員3人を中心に計画を進めてきた。
 協議会では、農家が栽培品種や作付面積などを事前に報告。他の会員が見込まれる収穫・出荷量から販売計画を作成し、スーパーなどに売り込む。有機農家を招いた学習会や県内外への視察を通じて技術力の底上げを図るほか、加工業者などとのマッチングの場を提供する。
 市は有機農法に取り組む移住者の住居探しなど生活面のサポートに加え、協議会が開催する朝市や販売会などのイベントの広報に力を入れる。
 男鹿市は65歳以上の高齢者が人口の4割以上を占める。地域の過疎化が急速に進む中、協議会は活動を通じて移住者の受け入れ促進や新しい産業の創出につなげていく考えだ。
 協議会事務局長の谷口吉光県立大生物資源科学部教授は「男鹿での取り組みをきっかけに有機農業の理念を広げるとともに、少子高齢化に悩む地域を活性化させたい」と意気込む。


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2018年02月17日土曜日


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