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<平昌五輪>宮城の誇り感動、感謝 羽生選手連覇、喜び広がる

羽生選手の金メダルが決まり、喜びに沸く市民=17日午後2時10分ごろ、JR仙台駅

 「宮城の誇りだ」−。平昌冬季五輪フィギュアスケート男子で、羽生結弦選手(23)=ANA、東北高出=が頂点に立った17日、県内は歓喜と感動と涙に包まれた。けがを乗り越えてつかんだ2大会連続の金メダル。東日本大震災の被災地では「パワーをもらった」と感謝の声が広がった。
 「よく踏ん張り、プレッシャーに勝ってくれた。勇気をもらい、感動した」。東日本大震災の津波で店舗が被災した石巻市双葉町の飲食店「東京屋食堂」の店主渋谷明彦さん(57)は喜びを語った。
 2014年6月、再建した店を訪ねた羽生選手は石巻五目焼きそばを平らげ、「とてもおいしかったです」と喜んだという。渋谷さんは「被災は大変ショックだったけれど、良いこともあった。羽生君は私たちにパワーを与えてくれた」と感謝を口にした。
 羽生選手の祖父、利衛(としえ)さんの出身地である登米市中田町浅水地区でも喜びが広がった。同市浅水ふれあいセンターでは、住民有志約50人がスクリーンで実況中継に見入り、金メダルに「万歳」の声を上げた。
 旧米谷工高(現登米総合産高)で同僚教師だった小野寺明男さん(81)は「演技を終えてから立てなくなるぐらい力を出し切っていた。けがの心配をみじんも感じさせなかった」と戦いぶりをたたえた。
 「けがから復帰して五輪連覇を果たすとはすごい根性の持ち主。宮城出身者として誇らしい」。蔵王町のスポーツ推進委員長を務める村上庄三さん(63)も感じ入った。
 JR仙台駅のパブリックビューイング(PV)で演技を見守った大崎市古川の会社員菊地和基さん(24)は「自分と同年代の羽生選手の活躍は刺激になった」と興奮した様子。
 仙台市太白区の市体育館であったPVで声援を送った同区の橋本文子さん(75)は涙を浮かべて言った。「生涯忘れられない日になった。また仙台で優勝パレードをしてほしい」


2018年02月18日日曜日


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