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<楽天>立花社長 黒字化は「日本のプロスポーツにインパクト」

東北楽天の立花陽三社長=2017年8月

 楽天野球団の立花陽三社長に、17年度決算の黒字について聞いた。

 −黒字の要因は。

 「お客さまが増えたことが一番大きい。2軍施設の増強などチーム強化の設備投資を償却しても、黒字になったのはうれしい。投資が利益を生み、チームの強化につながるという、いい循環になっている」

 −観客増につながったのは何か。

 「喜んでもらうことをシンプルに積み重ねた結果。『雨の日は座席を拭くタオルが必要』との声を聞けば、球場のサービスデスクにタオルを置くなどした。梨田昌孝監督や選手も球団の方針を理解し、ファンサービスや地域貢献に取り組んでいる」

 −球場の営業権を宮城県から委譲された効果も大きい。

 「自治体との協力関係は重要だ。野球教室の開催では各地の教育委員会の協力をもらうなど、いい関係を築いている。地元経済界にもパワーをもらっている」

 −球界再編を受けた新球団として黒字化の意義は。

 「従来の球団は親会社が広告のために持っていた部分もあるが、これからは利益も出せるから球団を運営するという時代になる。プロスポーツが日本に根付くため、大きなインパクトがある」

 −今後の目標は。

 「今年は年間180万人の動員が目標。主催のほぼ全試合を満員にする必要があるが、これを達成できれば、次のスタンド増設の話も出るだろう」
 「ただしプロスポーツは一つの不祥事や事件でお客さまを失う商売だ。その危機感は常に持って球団経営に当たりたい」


2018年02月19日月曜日


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