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<仙台市議会>郡市長の施政方針 賛否や疑問交錯「郡カラー出た」「実現は不可能」

 仙台市議会2月定例会は20日、2日間にわたる代表質疑を終了した。郡和子市長の施政方針や新年度予算案を巡る論戦では「総花的で全ては実現不可能」「郡カラーが出た」など、賛否や疑問の声が交錯した。
 昨年7月の市長選で対立候補を支援した最大会派、自民党の橋本啓一氏は公約実現の見通しなどを疑問視。「拍子抜けだ。マニフェストを網羅したように見えるが、浅く、薄い。どれだけ成果を上げられるのか疑問だ」と批判した。
 「市長の公約を十分に盛り込み、自信を持って予算編成をしたのか」。本気度をただしたのは市民ファースト仙台の木村勝好氏。公約に掲げた給付型奨学金の予算化の見通しに触れ、抜本的な再検討を求めた。
 「(郡市政に)是々非々で臨む」と宣言している公明党市議団の嶋中貴志氏は「人に焦点を当てた施策は私たちも同感」と子育て政策を評価。一方で「『仙台はこれでいく』という目標が重要だ」と注文した。
 郡市長を支える与党会派の共産党市議団の花木則彰氏は、予算案に盛り込まれた35人以下学級の拡大を「市長の英断」と評価。「教育環境など、市が冷たいとされてきた分野で変化が起きつつある」と歓迎した。
 社民党市議団の辻隆一氏は、市長就任からの半年を振り返りながら「現場主義を貫いてきた。公約の実現に踏みだし、郡カラーを映し出している」と予算案を評価した。
 与党の立場から辛口の評価をしたのはアメニティー仙台の田村稔氏。「施政方針は総花的で全て実現するのは不可能。市長の『これだけはやりたい』という項目がかすんでいる」と指摘した。
 各氏の質問に対し、郡市長は「(予算編成に当たり)市を取り巻く課題の多様性、複雑性に関し、改めて思いを深めた。未来を担う子どもたちの施策について、現時点で可能な限り盛り込めた」などと答弁した。


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2018年02月21日水曜日


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