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震災がれき処理補助金詐取の疑い、宮城・大和の産廃業者を捜索 仙台地検

 東日本大震災で発生したがれき処理に絡み、宮城県が助成した施設整備補助金の一部をだまし取った疑いがあるとして、仙台地検は22日、詐欺容疑で、同県大和町の産業廃棄物処理会社「タイワコスミックミリュー」と関係先数カ所を捜索した。地検は立件に向け、容疑の裏付けを進める。
 県によると、同社は2011〜12年度の計2回、がれき破砕機の施設整備費などの名目で、産廃の再生処理に取り組む事業者向けの補助金計約3600万円の助成を受けた。捜査関係者によると、同社は県に整備費を水増しした見積書を提出し、補助金を不正受給した疑いが持たれている。
 同社はがれき処理で発生した廃棄物を不法投棄したとして、15年8月に仙台地裁から罰金350万円の判決を受けた。県は同9月、同社の産廃処分業許可を取り消し、補助金返還も命じたが、全額返還されていない。県によると同社は許可取り消し後、営業を休止している。
 同社は1991年設立で、郡山市の建設会社「陰山組」が100%出資。この2社は2016年秋以降、貸金業法違反の罪で東京地裁から有罪判決を受けた松山市の「咲良コーポレーション」(廃業)から貸し付けを受けていたとして、東京地検特捜部の捜索を受けた。
 陰山組は取材に「担当者がいないので答えられない」としている。


2018年02月23日金曜日


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