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白菜採種のルーツ、古里に誇り 塩釜・浦戸小中の子どもたち、ギョーザ作って食文化学ぶ

自分たちで作った水ギョーザを食べる中学生

 宮城県塩釜市浦戸諸島・野々島にある浦戸小中(児童生徒42人)で21日、「白菜とギョーザ」と題した特別授業があった。国内の白菜採種のルーツである浦戸諸島の歴史や、浦戸原産の白菜を使ってギョーザが作られている地元の食文化を子どもたちは学んだ。

 講師を務めたのは、野々島で白菜採種の保存活動をする仙台市青葉区の明成高調理科の高橋信壮教諭ら教職員と生徒、ギョーザ製造販売「蜂屋食品」(塩釜市)の蜂屋和彦専務。小学低学年と中学2年の子どもたちを対象に授業をした。
 高橋教諭は中学2年生に、浦戸諸島が大正時代に国内で初めて白菜の採種に成功した地であること、戦前まで県が「仙台白菜」の一大産地だったことなどを解説した。
 蜂屋専務は、渡辺採種場(美里町)が1924年に浦戸諸島で採種を始めた白菜「松島純二号」を原料にギョーザを製造していることを説明し、「古里への思いをギョーザに込めています」と話した。
 中学2年生は、明成高調理科の生徒に教えられながらギョーザ作りに挑戦。熱々の水ギョーザを頬張った。佐藤樹君(14)は「シャキシャキした食感でおいしい」と笑顔で話した。
 生徒は4月中旬、修学旅行で訪れる東京都豊島区の宮城ふるさとプラザで、浦戸の歴史を紹介したり、ギョーザの販売を体験したりする。


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2018年02月23日金曜日


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