青森のニュース

<米軍機タンク投棄>微量の油膜確認 海自、小川原湖の本格調査開始

ゴムボートで調査エリアに向かう海上自衛隊員

 米軍三沢基地(青森県三沢市)所属のF16戦闘機が青森県東北町の小川原湖に燃料タンク2個を投棄した問題で、海上自衛隊大湊地方総監部(むつ市)は22日、燃料油などの回収に向けた現地調査を本格的に始めた。この日はタンクや金属片は見当たらず、2カ所で微量の油膜を確認するにとどまった。
 大湊地方隊所属の海自隊員33人が参加。推定落下地点の1キロ四方を調査対象に設定し、先導役の漁船と海自のゴムボート3隻が午前と午後の計約5時間にわたって巡視した。
 午後に推定落下地点の北側約800メートルの水域で薄い油膜を見つけたが、8分後の再確認時に消失。落下地点の南側では、防衛省の担当者が長さ約50〜70センチ、幅約30センチの帯状の油膜を確認したが、程なくして見えなくなった。海自などによると、燃料油は揮発性が高く、蒸発した可能性があるという。
 調査に立ち会った青森県防災危機管理課の岡元温彦危機管理対策監は「調査エリアの7割ほどを調べた。氷が厚く見られない場所もあったので、現時点での(油の)絶対量は分からない」と話した。
 三沢基地内に同日、回収作業を支援する対策センターが設置された。総監部は今後、作業に必要な物資や人員の輸送などをセンターに要請する。


関連ページ: 青森 社会

2018年02月23日金曜日


先頭に戻る