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岩沼の中学生が米ドーバー市へ 精密こま紹介、支援に感謝

研修会できのこまを回してみる佐藤さん(左)ら

 宮城県岩沼市の中学生海外派遣事業で友好都市・米デラウェア州ドーバー市に赴く生徒が、東日本大震災後の支援に感謝しようと英語のスピーチ練習を重ねている。震災前の沿岸部を復活させようと作られたこまを紹介するなどし、岩沼市が復興に向かっている姿を示す。
 派遣されるのは市内の中学2年生10人。3月12〜23日、ドーバー市庁舎や空軍基地、姉妹校を訪れ、日本文化の発表などを通じて現地の人々と交流する。震災後の支援への感謝も発表に織り交ぜる予定で、2017年10月から10回の研修会をこなしてきた。
 復興支援に感謝するスピーチだけでなく、岩沼市の岩沼精工が製造した金属製の精密こま「きのこま」を紹介する。震災前のようにアミタケが生える松林を復活させようと12年に商品化された。販売代金の一部が津波の威力を減衰させる緑の防潮堤「千年希望の丘」整備に回されていることなどを説明する。
 岩沼西中の佐藤昴さん(14)は20日、市役所であった研修会に出席。派遣される仲間と一緒に、日本の遊びの一つとして、きのこまを実際に回してみせながら、英語での表現方法などを練習した。
 佐藤さんは「今、普通に生活ができるのはアメリカの方を含め、たくさんの方から支えられたからだと、感謝の気持ちを伝えたい」と意気込む。
 事業は1999年度に始まり、今年で19回目。岩沼、ドーバー両市は2003年に友好都市になった。


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2018年02月26日月曜日


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