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<震災7年>災害の教訓次の世代へ 南三陸で語り部シンポ 方策探る

震災の伝承の在り方を探ったパネル討論

 自然災害の教訓を次世代に語り継ぐ方策を探る「全国被災地語り部シンポジウムin東北」が25日、南三陸町の南三陸ホテル観洋であった。東日本大震災や阪神大震災、熊本地震の被災地から語り部が集まり、意見を交わした。
 パネル討論で、宮古市の震災遺構たろう観光ホテルでガイドを務める元田久美子氏は「つらい建物だが、これからの命を守るためには目に見えるものが必要だ」と強調。気仙沼市の元消防職員佐藤誠悦氏は、米国の大学との交流を5年以上続け、命の大切さを伝えていることを紹介した。
 熊本県益城町のボランティア団体代表理事の吉村静代氏は「他の地域とネットワークを構築し、発信力を高めていきたい」と述べた。海外からの来客に対応するため、ガイドの多言語化についても話し合った。
 未来への伝承をテーマにした分科会もあり、南三陸町の小学生と高校生、福島県新地町の新地高の生徒が震災の体験や防災活動を発表。志津川高3年の菅原遥人さん(18)は「震災を知らない世代に自分たちが伝えなければならない」と語った。
 南三陸ホテル観洋や全国で語り部活動を行う団体が集まる実行委員会が主催し、今回が3回目。約400人が参加した。


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2018年02月26日月曜日


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