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<ベガルタ>布陣変更奏功 新戦力も融合

仙台−柏 後半40分、柏・クリスティアーノ(9)のシュートを仙台ゴール前で阻む仙台・野津田(中央)と菅井(25)ら(小林一成撮影)

 したたかに、たくましく。仙台が今季目指すスタイルを見せつけ、4年連続の開幕戦白星を飾った。昨季貫いた「3−4−3」の攻撃的布陣をベースにしつつ、相手に応じて戦術を変化。「戦い方の幅という点では、昨年との違いを見せることができた」。渡辺監督は満足そうに振り返る。
 昨季と二つの変化が見えた。まずは布陣。実質は中盤を厚くした「3−5−2」でスタート。3バックの前に陣取った富田が自陣深くのスペースを消し、個の能力が高い柏の攻撃陣を封じる狙いがはまった。「守備で最後まで我慢できたと思う」と手応えを語る。
 二つめは新戦力。板倉は体を張って相手の攻撃を抑え、攻撃にも積極的に参加。後半8分、セットプレーを起点にした好機で相手ゴール前に陣取って決勝点をもぎとった。阿部は前線から中盤まで戻ってボール奪取に挑むなど守備にも走り回った。「攻守とも前に出ることを、試合の入りからできた」と阿部。2人がチームにフィットできたのは大きな収穫だった。
 昨季は攻撃的布陣が終盤にかけて威力を発揮した一方、守備はリーグで5番目に悪い53失点と崩れた。「失点を減らすことを目指す中で0点で終えたのは自信になる」と富田。攻めの姿勢は崩さず、守りを固める挑戦に一定の成果は出たが、まだ初戦。渡辺監督も「一喜一憂していたら痛い目に遭う」と気を引き締める。5年目の「渡辺ベガルタ」はさらなる進化を目指す。(原口靖志)


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2018年02月26日月曜日


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