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<仙台東西線>「市の貸し付け違法」市民オンブズが差し止め求め提訴

 仙台市から市地下鉄東西線を経営する市交通局への資金貸し付けは回収可能性がなく違法だとして、仙台市民オンブズマンは27日、今後の貸し付けの差し止めを求める訴えを仙台地裁に起こした。
 訴えによると、市の一般会計から高速鉄道事業会計への貸付総額は2015年度決算で103億円。市交通局は16年3月、市債管理基金から108億円を借り、一般会計からの借り入れ分を無利子で返還した。
 市は03年の国への東西線事業許可申請で、初年度の利用者を1日約11万9000人と予測。開業後の16年度実績は同約6万2000人にとどまり、16年度の高速鉄道事業会計の営業収支は約89億円の赤字だった。
 オンブズマンは「東西線は多額の税投入なしで存続できない」と主張。郡和子市長は「訴状が届き次第、内容を精査して適切に対応する」との談話を出した。
 オンブズマンは17年12月、無利子貸し付けによる損害の穴埋めと貸し付けの差し止めを求めて住民監査請求。市監査委員は1月、負債解消は可能として請求を退けつつ、今後の貸し付けは「開業後の実績値で収支推計するなど慎重な検討が必要」との意見を付けた。


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2018年02月28日水曜日


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