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<トヨタ東日本>C−HRが17年SUV部門で首位 東北の関連産業が活性化

 C−HRの好調な売れ行きは、東北の自動車関連産業に大きな波及効果をもたらしている。
 トヨタ東日本向けに自動車の樹脂部品を製造する東北KAT(北上市)は、C−HRのシフトレバーや操作スイッチなどがある「コンソール」の部品を受注している。
 2018年3月期の売上高を約40億円と予想。C−HRの部品を生産する前の16年3月期(約16億円)と比べると2.5倍の伸びとなる。
 同社はC−HRも含めトヨタ東日本が岩手、宮城大衡(宮城県大衡村)の両工場で生産する全5車種の内外装部品を扱う。1月の1日当たり出荷量は約1万1300個にも上った。
 人気車種のアクアとシエンタに続きC−HRの受注による生産拡大に対応するため、15年は18人、16年は15人と積極採用を続け、社員も100人を超えた。
 C−HRは小型SUVと位置付けられるが、実際の大きさはトヨタの主力車種「プリウス」とさほど変わらない。部品数は小型HVのアクアの1.5倍で、グレードの高い部品が多いため価格も高くなる。
 特徴的なのが内装部品に使う「ピアノブラック」と呼ばれる光沢塗装だ。東北KATは16年4月、新たに内装塗装ラインを設けC−HRへの対応を強化した。
 同社の長井広光取締役工場長は「C−HRは部品を受注する企業にとって付加価値の高い仕事が多く、売り上げを伸ばす要因になった。雇用も増やすことができて利益が地域経済に回る好循環が生まれている」と話す。


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2018年03月01日木曜日


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