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<日航>仙台−福岡線が40周年 就航時に機内提供の「萩の月」銘菓になる契機に

当時の客室乗務員の制服を着た日航スタッフと記念撮影する田中社長(左)

 日本航空の仙台−福岡線が1日、運航開始から40周年を迎えた。同路線は就航時、一般に発売される前だった菓匠三全(仙台市)の菓子「萩の月」を機内菓子として採用。乗客らを通して評判が全国に広がり、仙台を代表する銘菓になるきっかけになった。
 仙台−福岡線は東亜国内航空(TDA、現日本航空)が1978年3月1日、運航を始めた。当時の国内線は乗客に飲み物とお茶菓子を提供しており、TDAは就航に当たって仙台の菓子を探していた。
 菓匠三全で営業を担当していたのが、当時専務だった田中裕人社長(77)。主力商品だった「伊達絵巻」を売り込んだが、採用されなかった。代わりに開発したばかりの萩の月を提案したら採用が決まった。
 田中社長は「まだ商品名も決まっていなかった。担当者に『こんなにおいしい菓子は食べたことがない』と言ってもらい、うれしかった」と振り返る。当時の乗客は富裕層が中心で、萩の月が個別に包装しているのも、高級感を演出するためだった。
 仙台−福岡線の就航40周年式典が1日、仙台空港であり、客室乗務員らが記念の箱に入った萩の月を乗客に配った。田中社長は「この路線のおかげで1日に10万個を売る菓子に育った。感謝の気持ちでいっぱい」と話した。


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2018年03月02日金曜日


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