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<震災7年>宮城農高で卒業式 仮設校舎も最後「形なくても、心の中には生きていく」

仮設校舎への思いを語る橋元さん(左)

 東日本大震災の津波で宮城県名取市沿岸部にあった旧校舎が全壊し、同市内陸部の仮設校舎で授業を続ける宮城農高(生徒700人)の卒業式が1日、同市文化会館であり、230人が学びやを巣立った。4月に新校舎に移るため、震災後に実施されてきた同会館での卒業式は最後となる。
 佐々木英一校長は各クラスの代表に卒業証書を手渡した後、「不自由な環境でひたむきに頑張った。新校舎は君たちにとっても母校だ。いつでも門をくぐってほしい」と呼び掛けた。
 生徒を代表し、橋元朱音さん(18)が「形はなくなろうと、私たちの心の中に仮設校舎は生きていく」と答辞を述べた。
 新校舎では4月、旧校舎で津波に漬かりながら生き残った桜の移植も行われる。栽培を担ってきた科学部の渡辺翼さん(18)は「自分たちの卒業で、宮農も仮設校舎から卒業する。卒業生と地域の思いがこもった桜を大切に育ててほしい」と話した。


2018年03月02日金曜日


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