岩手のニュース

岩手「2人副知事」再び 「お友達体制」に懸念も

 達増拓也岩手県知事は2日、保和衛(たもつかずえい)県秘書広報室長(57)を副知事に起用する意向を発表した。開会中の2月定例県議会に人事案を追加提出する。4年9カ月ぶりに副知事2人体制に戻る見通しとなった。
 保氏は東北大法学部卒。1983年に県庁入りし、政策推進室政策監、秘書広報室副室長などを経て、2016年4月から現職。
 達増知事は記者会見で「トップセールスを含めたマネジメント体制強化のため、2人体制が望ましいと判断した」と起用の意図を説明した。現在2期目の千葉茂樹氏(63)は続投する。
 県は、新年度に次期総合計画(19〜28年度)の策定作業を控えている。加えて北上市に進出する東芝の子会社「東芝メモリ」(東京)の受け入れ準備、北上山地が候補地になっている超大型加速器「国際リニアコライダー」誘致が正念場を迎える。
 副知事は13年7月以降、1人体制が続いており、県議会には複数体制を求める声が根強くあった。その半面、議会内には「国から財政支援を受けるためには、財務省から招くべきだ。相当な違和感を覚える」と、「生え抜き」だけの2人体制に首をかしげる意見もある。
 県幹部として達増知事を支えてきた保氏の起用には「知事に近く『お友達体制』にならないか」との懸念も。側近の起用には、19年夏に見込まれる知事選の態勢固めとの見方が専らだ。


関連ページ: 岩手 政治・行政

2018年03月03日土曜日


先頭に戻る