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震災で休校の石巻・荻浜小が閉校式 釣り大会、遠泳、サマーキャンプ…思い出きらり

大漁旗が飾られた体育館で校歌を斉唱した閉校式

 東日本大震災の影響で2014年度から休校になっていた宮城県石巻市荻浜小の閉校式が3日、体育館であり、卒業生や元教職員ら約130人が地域で親しまれた学びやの最後をしのんだ。
 亀山紘市長は「地域の伝統や誇りはこれからも受け継がれていくと確信している」とあいさつ。13年度の校長を務めた八島均氏が市教委に校旗を返納した。
 最後の卒業生となった双子の石巻商高1年甲谷祐子(さちこ)さん(16)、石巻西高1年直子さん(16)が別れの言葉を発表。サマーキャンプなどの学校行事を振り返り、「思い出は閉校してもずっと忘れません」と述べた。校庭で閉校記念碑の除幕式もあった。
 卒業生の小学校講師阿部圭汰さん(25)=石巻市渡波=は「釣り大会や遠泳など行事がたくさんあった。閉校式に多くの人が来ているのを見て、いい学校だったと改めて思った」と話した。
 荻浜小は1873年に開校。1982年に旧桃浦小と統合し、現校舎を新築した。震災では校庭まで津波が押し寄せ、少し高い敷地にある校舎は地域の避難所になった。学区内の集落は大きな被害を受けて人口が減り、14年度から休校して住宅の再建状況を見守ってきたが、児童数の回復が見込めず閉校が決まった。


2018年03月04日日曜日


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