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<東北の企業>18年度賃上げ見込み54% 人手不足が長期化

 帝国データバンク仙台支店は東北の企業の2018年度賃金動向調査をまとめた。ベースアップ(ベア)や賞与(一時金)の引き上げで正社員の賃上げを見込む企業は54.6%に上り、07年の調査開始以来、最高となった。同支店は「人手不足が長期化し、各社とも賃上げを迫られている」と分析した。
 賃上げを見込む企業は前年に比べ3.7ポイント増。見込まない企業は1.5ポイント減の20.7%だった。県別は表の通り。宮城を除く5県が5割を超え、前年より賃上げ割合が増えた。
 賃上げ見込みの企業を業種別でみると、運輸・倉庫が67.9%でトップ。小売り60.9%、製造57.4%と続き、10業種中8業種で50%以上となった。
 運輸・倉庫業者からは「新規採用確保のため賃上げは必須」(山形)、「社員の定着率アップには賃金を上げないといけない」(宮城)との意見があった。
 賃上げの内容はベアが5.0ポイント増の45.7%。リーマン・ショック後の09年は19.7%に急落したが、その後は9年連続で上昇している。賞与は1.0ポイント減の26.0%だった。
 賃上げの理由(複数回答)は「労働力の定着・確保」が80.1%で最も多く、「自社の業績拡大」(38.7%)、「同業他社の賃金動向」(25.4%)を大きく上回った。調査は1月下旬、東北の1406社を対象に実施。634社(45.1%)が回答した。


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2018年03月06日火曜日


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