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仙台市児童相談所が相談記録を無断提供 所長ら書類送検

 個人情報を含む相談記録を当事者の許可なく利害関係者に提供したとして、仙台北署が仙台市個人情報保護条例違反の疑いで、市児童相談所(青葉区)の所長ら3人を書類送検したことが7日、分かった。
 送検されたのは、児相所長の50代男性と相談指導課長の女性、担当者の男性(昨年3月に定年退職)の3人。送検容疑は2016年5月、10代の長男を持つ父親からの相談記録を正当な理由がないのに離婚係争中の妻に提供した疑い。
 関係者によると、長男は09年に先天性の難聴が判明したが、妻が長男の治療を拒み続けたため、父親は14年7月に児相に相談。妻は長男を連れて別居し、同12月に離婚を求めて仙台家裁に提訴した。16年9月、離婚訴訟の提出資料から児相が父親の相談記録を妻側に提供した事実が発覚。市は17年3月、情報提供は不適切だったとして児相所長ら3人を厳重注意とした。
 父親は、相談記録の無断提供で精神的苦痛を受けたとして、市に300万円の損害賠償を求める訴えを仙台地裁に起こしている。


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2018年03月08日木曜日


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