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復興への祈りがノートに 小中学生8万8000人が製作した仙台七夕の折り鶴を再生利用

七夕飾りの折り鶴の再生紙を使った「こくばん七夕ノート」
仙台市内の小中学生約8万8000人が復興を願い作った折り鶴の七夕飾り=昨年8月、市中心部

 昨年の仙台七夕まつりで地元の小中学生が東日本大震災からの復興を願って作った七夕飾りを活用した「こくばん七夕ノート」が11日、仙台市内などで発売される。夏の街を彩った折り鶴をノートの一部に再生利用。子どもたちに被災地への思いや七夕まつりへの愛着を育んでもらい、学力アップも目指す。
 ノートの開発と製造、販売には尚絅学院大と、七夕飾り製作を担う鳴海屋紙商事(仙台市)、印刷業の孔栄社(同)が携わった。
 1冊は64ページで、尚絅学院大の松田道雄特任教授が開発した黒板型ノートがモデル。授業で黒板に書かれた内容を思い返しやすいよう、黒板と同じ横長の形状になっている。
 鳴海屋紙商事は、仙台市内の小中学生約8万8000人が復興を祈って作った折り鶴の七夕飾りから、折り鶴を一つ一つ外して再生紙を作製。ノートの表紙と裏表紙に使った。
 孔栄社が2月末にノートを完成させ、販売も手掛ける。被災地の子どもが地元に根付き復興を担ってほしいとの願いも込め、発売日は震災発生から7年となる3月11日に決めた。
 孔栄社の佐藤克行社長は「復興や子どもへの思いが詰まった商品。保護者や地域の企業は買って与えてほしい」と呼び掛ける。
 販売開始を前に尚絅学院大と鳴海屋紙商事、孔栄社は7日、仙台市青葉区の東六番丁小を訪問し、ノート400冊を児童に贈呈した。鳴海屋紙商事の菅谷宗和社長は「皆さんが折った鶴からできた紙を使ったノートです。楽しく使ってください」と話した。
 ノートは1冊216円で、10ミリマスと24ミリマスを各1万冊発行した。仙台市内に5店舗ある文具店「オフィスベンダー」で販売する。連絡先は孔栄社022(262)4545。


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2018年03月09日金曜日


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