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<震災7年>たくさん思い出して祈りたい 石巻・大川小で法要

被災した大川小校舎で犠牲者を悼む遺族ら=11日午後2時46分、宮城県石巻市釜谷

 東日本大震災の津波で児童74人と教職員10人が犠牲となった宮城県石巻市大川小の遺族会は、同市釜谷地区の被災校舎で法要を営んだ。遺族ら数百人が参列し、犠牲者の冥福を祈った。
 震災が発生した午後2時46分、2年生の教室などで黙とうをささげた。会長の永沼由美子さん(47)は「震災さえなければ、と思うことは繰り返されていくのだと思う。大川小のこと、子どもたちのこと、先生方のことをたくさん思い出して祈りたい」と述べた。
 被災校舎は市の震災遺構として保存される。一方、釜谷地区と遺族会が校舎南側に設置した慰霊碑は同日までに、校舎東側にある観音寺の敷地内に移された。
 震災から7年。大川小5年だった高校3年只野哲也さん(18)は「遠い過去のように忘れてほしくない」と願い、「亡くなった方々の思いも背負う責任があると考えている」と口元を引き締めた。
 5年の千聖(ちさと)さん=当時(11)=を失った紫桃(しとう)隆洋さん(53)は「娘の同級生たちが学生や社会人になっていく。成長した姿を見ると長い7年だったのかなと思う。校舎に来た方々に命の大切さを感じてもらえれば、未来の命につながっていく」と語った。


2018年03月12日月曜日


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