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<森友文書改ざん>東北の元財務相・副大臣が全容解明訴え

 森友学園に関する財務省の決裁文書改ざん問題を巡り、財務相や財務副大臣を経験した東北の国会議員は徹底した原因究明を求める。財務官僚の緻密な仕事ぶりを間近で見てきただけに「改ざんはうのみにできない」と口をそろえ、全容解明と再発防止を訴える。

<信じられない>
 衆院会派「無所属の会」の安住淳氏(宮城5区)は民主党政権の野田内閣で財務相を務めた。「90兆円規模のお金を扱いながら、1円のミスもない仕事をするのが財務省。文書改ざんのようないいかげんなことをするとは信じられない」と指摘する。
 改ざん文書が国会に提出された経緯も問題視し「戦後行政になかった事態。官僚自らの判断なのか、官邸の圧力があってやったのか究明する必要がある」と安倍晋三首相の責任も含め追及する姿勢を示す。
 同党政権の菅内閣で副大臣だった民進党の桜井充氏(参院宮城選挙区)は「官僚が自ら改ざんする理由は見当たらない」と強調。防衛省による南スーダン国連平和維持活動(PKO)の日報隠蔽(いんぺい)問題など文書管理の不祥事が相次ぐことに「省庁人事を握る安倍政権が官僚組織全体をゆがめている」と批判した。
 自民党議員も事態を深刻に捉える。第2次安倍政権で副大臣を務めた愛知治郎氏(参院宮城選挙区)は「官僚が安易に改ざんするはずがなく、覚悟を持ってやらざるを得なかったのではないか」と推測。信頼回復に向け「政府全体の政策の在り方もしっかり見直す必要がある」と語った。
 愛知氏の後任だった御法川信英氏(衆院秋田3区)は、改ざんの「責任者」とされる佐川宣寿前国税庁長官を「極めてまじめに仕事に向き合う印象があった」と振り返りつつ「予断を持たず推移を見守る」。派閥領袖(りょうしゅう)の麻生太郎副総理兼財務相の責任に関しては「しっかりサポートしたい」とだけ語った。


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2018年03月15日木曜日


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