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津波の記憶後世に 青森・八戸の中学生ら「銘肝式」

祈りの少女像に献花する市川中の生徒

 青森県八戸市市川町の多賀地区を襲った東日本大震災の津波の記憶を後世に伝えようと、同地区の多賀多目的運動場にある「津波記憶石」の前で14日、市川中と同地区連合自主防災会による「銘肝式」が開かれた。
 市の記録によると、市川町全体では津波で468戸が全壊か半壊の被害に遭った。津波は多賀小にも押し寄せ、地区を流れる五戸川をさかのぼった。
 式には同中1、2年生と地区住民ら約250人が参加。自主防災会長の音喜多市助さん(70)はあいさつで「今度はいつ津波がくるか分からないが、とにかく避難をしてください」と強調した。農作業中に震災に遭った川口トミエさん(66)は、避難や仮設住宅での生活などの体験を語った。
 同中2年佐々木柊(しゅう)さん(14)は「震災で何人もの人が悲しんだが、震災に負けてはいけない。後世に引き継ぎ、地区をみんなで守っていきましょう」と呼び掛け、生徒代表が祈りの少女像に献花した。
 津波記憶石は全国の墓石業者でつくる全国優良石材店の会(東京)が2016年10月に建立し、市に寄贈した。


2018年03月16日金曜日


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