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福島・葛尾イノシシ対策 ドローンで生態調査 日大工学部、映像公開

赤外線カメラで捉えたイノシシの群れ。体温を感知し、背中部分が白く光って見える=2月9日撮影(アルサ提供)

 日大工学部(郡山市)などは19日、東京電力福島第1原発事故で一時全村避難した福島県葛尾村のイノシシ生態調査で撮影した小型無人機「ドローン」による映像を公開した。今後は生息地をまとめた地図を作り、被害対策に生かす。
 調査は、日大工学部の依頼を受けた操縦教室などを手掛けるアルサ(郡山市)が昨年11月から実施。夜間飛行させたドローンに搭載した赤外線カメラで撮影した。
 目撃情報を基に飛行した村北西部の5.4ヘクタールでは、計3区画のうち1区画(1.8ヘクタール)に、10〜20頭が生息している可能性があると判明。親子とみられる10頭が一緒に山間部を歩く姿も撮影した。
 日大工学部とアルサは今後、地元猟友会などの協力も得て調査範囲を広げる。
 映像などは村役場であった中間報告会で示された。出席した篠木弘村長は「営農再開に向け、鳥獣対策は喫緊の課題。指導を頂きながら、対策に取り組んでいきたい」と話した。
 日大工学部は村と復興に向けた連携協定を結んでいる。村内の避難指示は2016年6月、帰還困難区域を除いて解除された。


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2018年03月20日火曜日


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