宮城のニュース

「夜泣き、授乳で眠れない…」市が産後ケア事業 医療機関で乳児預かり母親の休息取得を支援

 赤ちゃんの夜泣きなどで眠れない出産直後の母親を支えようと、宮城県岩沼市は5月、医療機関が乳児を預かっている間に休息を取ってもらう産後ケア事業を始める。「真夜中でも授乳で寝られない」という産婦の声に応えたもので、産後2週間の育児の悩みをくみ取る健康診査も同時にスタートさせる。
 市内の医療機関に委託して実施する。産後ケア事業の対象期間は出産から6カ月で、期間中は7回まで利用できる。午前中に来院した母親から助産師が乳児を預かり、最大6〜7時間、院内の個室のベッドで休んでもらう。食事の提供や助産師による傾聴、授乳指導などもある。
 利用料は医療機関側と調整中だが、産婦の負担は1〜2割ほどの1000円前後と見込まれる。助成券を提供して産後2週間目に検診も受けてもらうことにしており、産後うつの早期発見などにつなげる。
 核家族化の進展で育児支援が十分に得られず、不安を抱える母親が近年、増加している。出産経験者に市が昨年10〜12月に実施したアンケートでも、睡眠不足や育児の大変さを訴える回答が多く、産後早期に産後うつの予防や育児不安の軽減、虐待予防を図る事業が必要だと判断した。
 同種事業のスタートは県内初。高橋広昭健康福祉部長は「検診で育児不安を早期に把握し、産後ケア事業でその解消を支援したい」と話す。


関連ページ: 宮城 政治・行政

2018年03月21日水曜日


先頭に戻る