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虫歯、歯肉異常…子どもの口内環境、宮城県の指標が全国下位 予防など意識強化へ基本計画策定

 虫歯や歯肉異常といった子どもの口内環境を示す宮城県内の指標が、全国下位に低迷している。県は今月、第2期県歯と口腔の健康づくり基本計画(2018〜23年度)を策定。乳幼児期からの歯磨きや口腔ケアの習慣付けを盛り込むなどし、予防や定期的なメンテナンスを呼び掛ける方針だ。
 国や県の調査による子どもの歯の健康状態や、世代別に見た口内衛生の指標はグラフィックの通り。3歳児の虫歯は0.82本(15年)で、第1期計画(11〜17年度)の目標だった「1本以下」は達成したが、全国(平均0.58本)で36位に低迷する。
 1日3回以上間食する3歳児は29.2%。目標(15%以下)を大幅に上回っており、生活習慣が虫歯の要因とみられる。
 歯肉に異常がある12歳児の割合(16年)は、全国平均(4.05%)の2倍を超える8.3%で、愛知県に次いで2番目に高い。12歳児の虫歯本数も全国(平均0.8本)より多い1.2本で40位となっている。
 悪化傾向は大人も同様で、40〜64歳の壮年期は、4ミリ以上の歯周ポケットがある人の割合が63.7%(16年)と、12年に比べて18.7ポイント増加。一方、65歳以上の高齢者で、定期的に歯石除去や歯面清掃を受診する割合は11.8ポイント減の45.0%にとどまった。
 県は成人後の健康づくりに影響を及ぼす子どもの口内環境改善を図ろうと、県庁内に16年、口腔保健支援センターを設置。18年度からは障害児者に対する治療体制も充実させる。県歯科医師会と連携し、医師や歯科衛生士を対象にした研修を開催する。
 県健康推進課の担当者は「痛くなってから歯科医に行くのが県民の特徴。歯の健康は体全体に影響を与えるため、予防への意識啓発を強化したい」と話す。


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2018年03月22日木曜日


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