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被災ジャズ喫茶の再建応援 栗原でチャリティーライブ 熱い演奏、陸前高田に届け

老舗ジャズ喫茶「ジョニー」の再建を願い熱演する出演者

 東日本大震災で被災し現在は仮設商店街で営業する陸前高田市の老舗ジャズ喫茶「ジャズタイム ジョニー」の再建を応援しようと、栗原市若柳のカフェで25日、音楽家有志によるチャリティーライブがあった。宮城県内外から多くのファンが足を運び、岩手県南沿岸被災地の文化拠点の復興を願った。

 ジョニーは1975年開店。日本人音楽家の作品を集めた「和ジャズ喫茶」の名で知られ、全国の愛好家から親しまれている。津波で建物が流失し、12年春から現在のプレハブ商店街で営業している。
 仮設店舗の入居期限が今年9月に迫り、ファンや音楽家の間で再建費用不足が話題となる中、栗原市のボーカリストMIKAさん(46)が「力になりたい」とライブを企画。会場となったジャズ喫茶カフェコロポックルの店主杉本豊さん(65)と仲間に呼び掛け、実現した。
 この日は全60席が満席となり、立ち見が出るほどの盛況ぶり。2組が計約20曲を熱演し、観客を魅了した。奥州市の会社員菅原昇さん(59)は「力強いステージに心を揺さぶられた。歴史ある店の再興につながってほしい」と述べた。
 MIKAさんは「単発の企画で終わってほしくない。音楽を愛する人の支援の輪が広がる契機になってほしい」と願った。
 ジョニーの店主、照井由紀子さん(65)は「感無量。いろんな方々との縁に支えられていると感じる。何とか再建できるよう努力を重ねていきたい」と話した。


2018年03月26日月曜日


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