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<ほっとタイム>教え子の成長誇りに 相馬農高飯舘校、演劇部が分散会

分散会で部員に声を掛ける西田さん=2月28日

 卒業式を翌日に控えた2月28日の相馬農高飯舘校(福島市)。下級生がおらず、廃部となる演劇部の分散会が開かれた。
 「努力してきたことに、これからも自信を持ってほしい」。涙交じりに部活動を振り返った5人の3年生に、顧問の西田直人教諭(48)が笑顔で語り掛けた。
 2014年に飯舘校に赴任した西田さんは生徒3人と演劇愛好会を結成。翌年に今の3年生も入部し、本格的な部活動を始めた。
 東京電力福島第1原発事故で飯舘村から移転した同校は定員割れが続く。中学時代に不登校を経験した生徒も少なくない。演劇部も、人と関わるのが苦手だったり、自分に自信を持てなかったりする部員が多かった。「芝居で責任感や仲間意識を育んでほしい」と願い、粘り強く指導した。
 昨年夏に全国大会出場を果たし、先日は東京公演も実現した。「成長したいという思いを持ち続け、地道に励んだ結果」。教え子たちを改めて誇りに思った。
(福島総局・高田奈実)


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2018年03月26日月曜日


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