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自主避難題材にミュージカル「相互理解の一助に」市民劇団、福島で5月公演

リハーサルを行う団員たち

 東京電力福島第1原発事故による自主避難を題材にしたミュージカル「ガマ人間あらわる」のリハーサルが25日、福島市であった。主催の劇団は「自主避難は今でも賛否が分かれている。劇が相互理解の一歩になれば」と期待を込める。
 公演するのは、労働問題や戦争などをテーマに公演を続けている関東、関西の10〜70代からなる市民劇団「『月桃(げっとう)の花』歌舞団」。「ガマ人間−」は2015年から全国各地で公演され、福島市の公演は5月12日に県文化センターで開かれる。
 ミュージカルは、架空の南の島が舞台。原発事故で避難した妊婦が、古里に残った家族への後ろめたさや被ばくした不安を抱えながら生活を送る。会社を解雇され逃げてきた男性や戦争の生存者ら登場し、それぞれの苦悩を吐露する。
 リハーサル後、団長の神子幸恵さん(53)=神奈川県=は「自主避難した人も残った人も自分を責めているが、悪いのは原発事故と政府。東京で電気を使う私たちも福島の問題を考えていきたい」と話した。
 メールで申し込む前売り券は2000円(高校生以下500円)。地元のエキストラやスタッフも募集している。連絡先は劇団090(8528)8040。


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2018年03月26日月曜日


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