岩手のニュース

日本語の感性を音読で育もう「ことばの時間」全小学校で 一関市教委が導入

一関市教委の音読用教材「言海」

 音読で豊かな日本語の感性を育もうと、岩手県の一関市教育委員会は新年度、市内六つの小学校で導入されている「ことばの時間」を全28小学校に拡大することを決めた。市独自の学習教材「言海」も改訂する。
 ことばの時間は、教師に続いて音読したり、文章の最初と最後の1行だけを声に出して読む「もぐら読み」、イメージに合わせ体を動かす「振り付け読み」などを毎日10分間行う。集中力を高めるため、椅子には浅く腰掛けて背筋を伸ばす。
 市内の幼稚園や保育所で2016年度に始まり、17年度に小学校6校が取り入れた。教材「言海」は低、中、高学年用の3種類あり、日本の代表的作家の詩や和歌、小説の一節を掲載している。
 一関市出身の国語学者大槻文彦が編集した日本初の近代的国語辞典「言海」「大言海」にちなんで作成された。改訂版には、区切る場所で文章の意味が変わる「ぎなた読み」などを追加した。
 市学校教育課は「幼少時から日本語の感性を磨くことで、子どもたちに心の豊かさや思考力、語彙(ごい)の豊富さを身に付けてほしい」と話す。


関連ページ: 岩手 社会

2018年03月27日火曜日


先頭に戻る