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<119番>多言語OK 青森・上十三地域消防

外国人運転手が話した内容を、携帯電話を受け取って通訳者から確認する消防職員

 青森県上十三地域4消防本部消防通信指令事務協議会(十和田市)は4月1日、外国人からの119番に対応するため、民間事業者を活用した多言語通訳サービスの運用を始める。導入は青森県内の消防機関で初めて。

 おいらせ町を除く上十三地域8市町村からの119番は、協議会が運営する上十三消防指令センターで受信。外国人の場合は通訳コールセンターに接続し、通訳者を通して通報者と消防職員が会話する。現場では、コールセンターにつないだ携帯電話を外国人に渡して意思疎通を図る。
 サービスは英語や中国語、韓国語など15カ国語に24時間いつでも対応。事業者への委託料は月5回(年60回)までの利用で年額21万円。
 導入を前に、指令センターで27日、訓練を実施。十和田市の外国語指導助手(ALT)に協力してもらい、外国人が交通事故を起こし、近くにいた外国人が通報したとの想定で職員が対応の手順を確認した。
 ALTのデービス・サイモンさん(30)は「まだ難しい日本語は分からないので、自分も含め外国人のためには非常にいいサービスだと思う」と語った。
 指令センターには2016年度から英語で対応できる職員が1人いる。16年度以降の外国人からの通報は11件で、この職員の不在時は、通報者が周囲の日本人に電話を変わってもらうなどして対応していた。
 小山石純一指令センター長は「増加傾向にあるインバウンド(外国人旅行客)対策強化にもつながる」と話した。


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2018年03月28日水曜日


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