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宣伝ポスター制作、有名人案内… 若い力、地元商店街に活力 仙台・荒巻小児童が一役 地域の魅力と課題学ぶ

ポスターの周りに並ぶ5年生と小熊校長(中央)ら=仙台市青葉区あけぼの町の荒巻コミュニティ・センター

 仙台市青葉区の荒巻小の5、6年生が、地域の高齢化で厳しい経営環境にある地元商店を応援する「荒巻元気アップ作戦」に取り組んでいる。宣伝ポスターの制作や有名人を招いたイベントの企画など、アイデアを凝らして商店街の活性化に一役買っている。

 元気アップ作戦は、地元愛や協調性、問題解決力を育もうと2015年度から総合学習の一環で実施してきた。
 本年度は6年生65人が昨年12月、仙台市出身のお笑いコンビ「サンドウィッチマン」の伊達みきおさんと富沢たけしさんを青果店など3店に案内。テレビ番組で大きな反響を呼んだ。
 5年生56人は昨年5〜12月、市内のコピーライターらの助言を受けながら16店舗を取材してキャッチコピーを考え、各店ごとのポスターを制作。2月にそれぞれの店にプレゼントした。
 ポスターには、店内や商品の写真とともに「あなたのお口にジャストミート」(三浦精肉店)や「よごれも気持ちもリフレッシュ」(アスナロクリーニング葉山店)といったキャッチコピーが躍る。荒巻地区町内会連合会は、実寸のA2判をA3判に縮小したポスターを、4月上旬ごろまで荒巻コミュニティ・センターの玄関前に展示している。
 アスナロクリーニングを担当した大亀(おおみか)優斗さん(11)は「服がきれいになるイメージから全体に青を使い、店名を赤で目立たせた」。生花店「みどりや」を手掛けた佐々木瑠香さん(11)は「お客さんのことを人一倍考えている店の人の思いを知ることができた」と話した。
 この取り組みは児童が商店の魅力を学びながら地域課題を考える機会にもなっており、本年度のキャリア教育優良校として文部科学大臣表彰を受賞した。新年度以降も継続する予定。
 小熊信治校長(60)は「校区外の大型店に家族と車で出掛けて買い物をする児童が多い。この取り組みが、地域活性化に主体的に関わる意識の醸成にもつながっている」と力を込めた。


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2018年03月29日木曜日


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